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一年二度だけ会うことができる、子どもの守り神 < 津嶋神社 / 香川県三豊市三野町 >

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津嶋神社(香川県三豊市三野町)

子どもの守り神であり、健やかな成長を願う場所として親しまれている こちらの神社。
沖に浮かぶ本殿へ渡ることができるのは 毎年8月4日・5日の二日間のみ。

平成30年(2018)。
平成最後の夏期大祭は、数年に一度の両日週末(土日)です。

一年で二日だけ渡ることができる津嶋橋

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大祭日以外は封鎖されている 津嶋橋(つしまばし)。
夏期大祭が行われる二日間のみ 橋に板が敷かれ、通行が可能になる(有料)。

こちらの橋は 昭和8年(1933)、当時の大見村長・倉田彌治郎氏が発起人になって架けられたもの。延長約250m。

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通行料を納めて津島にある本殿を目指します。左側通行。

夜の海は風が涼しく感じられます。
これが昼間は大渋滞。子どもの守り神として信仰を集めるゆえ、ベビーカーの行列ができます。

何度かここを訪れていますが、平日昼間に来た時は 赤ちゃん・お子さま連れのママさんばかり。男一人で来ている方はあまりいなかったです。

今年は両日とも週末なので、ご家族で訪問される方が多いのではないでしょうか。そのぶん、混雑が予想されます。

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津島に上陸しました。
この場所は ベビーカーの駐車場になります。

目指す本殿はあと少し。

主祭神・スサノオノミコト

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明治26年(1893)1月建立の鳥居
同年同月の出来事として、ハワイ王国が滅亡。アメリカ合衆国の準州になっています。

津嶋神社に祀られる主祭神は 素戔嗚命(スサノオノミコト、スサノヲとも)。

根の国(現島根県)における ヤマタノオロチ退治の神話で有名な、気性の激しい男性神。
"スサ" とは、"荒れすさぶ" から来ているとも言われ、嵐を呼ぶ神と見る向きもある。

津嶋神社における素戔嗚命は、牛馬の神と 子どもの守護神として信仰されている。

前者は神仏習合信仰の中で 同じ荒神の性格を持つ牛頭天王と同一視されるようになった事から。
後者はその荒ぶる力で、地域の宝である子どもたちを守ってもらう、という考えに基づいているようです。
※ 諸説あります

いずれにしても 日中などは渋滞が予想されます。
順番待ちは根気強く。そして島には自動販売機がありません。日除け対策を入念に、必ず水分持参で渡橋されるようにしてください。

参拝を終えて...

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お参りを終えて、四国本土に戻ることにします。

どの時間に訪れるのが良い、とは一概に言えませんが、個人的には早朝・日没後が涼しくて混雑が少ないので、比較的静かに参拝できるように思います。

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橋を渡り (臨)津島ノ宮駅まで戻ってきました。
訪問した時は 大祭二日目。間もなく終電が発車して、その年の営業が終わります。

終電の時間はその年によって異なるので(二日目が平日の年は 終電が早い)、事前にご確認ください。

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終電が行った後の津島ノ宮駅。また元の臨時駅に戻りました。

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駅も店じまい。一年間の眠りにつきます。
盛夏の臨時駅営業、おつかれさまでした。

津嶋神社

< 自家用車 >
高松駅から 約1時間、46km
高松空港から 約50分、43km
< 公共交通機関 >
(臨)津島ノ宮駅降車 8月4日・5日のみの営業

※ 周辺に有料駐車場はありますが、神社からは遠い場所になることと 周辺の渋滞緩和のため、列車での訪問が呼び掛けられています
※ 豪雨災害の影響で、列車ダイヤが通常と異なります。事前にご確認ください JR四国列車運行情報
※ 主な地点からの最速・最短距離

この記事を書いた人

野瀬 章史
野瀬 章史/ゲストハウスそらうみ 四国八十八ヶ所霊場会公認先達 法名・照山の僧籍

四国高松でゲストハウスそらうみを運営する傍ら、四国八十八ヶ所霊場会公認先達として、お遍路さんの案内を務める。法名・照山(しょうざん)の僧籍も持つ。趣味はバイクツーリング、カヌー、登山、鉄道、料理など。日本の全離島・全地点を隅々まで回るべく、愛犬しょうとの日本一周旅の途上。