全線復旧のJR四国。お得な切符を利用しての四国旅を < 四国全線開通謝恩フリーきっぷ >
平成最後の今年、6月末から7月上旬にかけて西日本を中心に全国広範囲に集中豪雨をもたらした 「平成30年7月豪雨(西日本豪雨)」 から、3ヶ月が経ちます。死者・行方不明者が200名を越え、道路・鉄道その他 様々なインフラが被害を受けました。
改めて被害に遭われた方、生活に不便を余儀なくされている方。心よりお見舞い申し上げます。
鉄道で見てみると、本線級でも復旧に三か月以上を要した。現在も不通区間が残っている。
それらは平成23年(2011)に発生した東日本大震災以来に次ぐ長期運休になっていることを考えると、今回の豪雨が 如何に未曾有の大災害であったことを 測り知ることができます。
四国内でも愛媛県南予を筆頭に大きな被害が出て、鉄路も長期間に亘って不通になりましたが、懸命の復旧作業もあって 現在は全線復旧を果たしています。
四国全線開通謝恩フリーきっぷ
秋の期間、JR四国では 週末を中心に全線乗り放題の切符が発売されています。
金曜日・土曜日・日曜日
or
土曜日・日曜日・月曜日
のパターンで使用可能です。
高松 ⇔ 松山
JR正規運賃が5,670円(運賃3,510円+自由席特急券2,160円)なので、これを往復するだけで元が取れます。
ただし、高松から松山・高知は特急列車の回数券が発売されているので、単純に往復するだけであれば それを使用した方が安価です。
この切符では、四国で走っている列車・路線に乗ってみたい!
という、乗り鉄旅にお勧めです。
フリー切符で、普段なかなか乗ることができない場所・列車へ...
実際に切符を使用して 普段はあまり行くことができない南予(なんよ、愛媛県南部)の路線に乗りました。
乗車した区間は予讃線(よさんせん)の、
卯之町(うのまち) ⇔ 宇和島(うわじま)
JR四国内で最も被害が大きく、最後に復旧した区間です。
列車はキハ185系気動車がやってきました。
この車両は元々は特急用の車両。国鉄末期に製造され、JR転換期には 四国の特急列車のエース車両として君臨していました。現在はその多くが一線級から引退して、様々な用途で運用されています。
JR九州へ転籍・改造されて、特急ゆふ・九州横断特急・A列車で行こう等
JR四国内では 特急むろと/剣山 の主力車両として現役であり、大人気の観光列車・四国まんなか千年ものがたり は、同型の車両です。
一部はこちらの列車のように、普通列車として運用している区間があります。
特急券不要で元特急車両に乗ることができる、お得な列車です。
素晴らしい車窓の区間。に落とす、豪雨災害の影...
卯之町(下宇和)を出た列車は、トンネルをくぐると みかん畑が広がる斜面へと、車窓が移り変わります。
眼下には宇和海。天気が良ければ 遠く九州大分を眺めることができる、JR四国内屈指の風光明媚な区間です。
が、
所々地肌が見えている部分があります。
先の豪雨を受けて 土砂崩れが発生したのでしょうか。
ここ宇和島市吉田地区は みかんの一大産地として、広範囲で柑橘栽培が営まれていました。
(元々作られていた作物は異なりますが)
先祖代々築かれた 段々畑など、無残に流出したことになります。
路盤に目をやってみると、所々 真新しい枕木が目に入ります。
卯之町 ⇔ 吉田 間では、豪雨により斜面が崩れ、広範囲にわたって 線路が土砂で埋まりました。流れ出た水の力で路盤自体が流された区間もあります。
急勾配で道路が接続していないことから重機が入ることができず、復旧には相当な期間を要するもの...
とみられていましたが、三か月での復旧は素晴らしいの一言です。
予讃線の終着駅・宇和島エリア
宇和島駅(うわじまえき / 愛媛県宇和島市)
JR予讃線の終点。特急宇和海・アンパンマン列車が発車の時を待っていました。
意外なところで、
宇和島から高知県へ繋がる路線があります。
予土線(よどせん)
伊予と土佐を結び、高知県内では 沿線で四万十川を右に左に見ながら走る、こちらも車窓を楽しむことができる人気ローカル線。
鉄道ホビートレイン
と名付けられた、愉快な列車がいくつも運転されています。
こちらは初代新幹線・0系を模して改造された車両。
全国をエリアで分けた時、唯一新幹線が走っていない区域が、四国地方。そのことと 新幹線開通当時の国鉄総裁・十河信二氏を縁として、運行が始まりました。
お得な旅プランを活用して、四国旅行へ...
豪雨災害から 毎週のように来襲する台風を経て、現在は穏やかな秋。
中四国全体、すっかり元気を取り戻しています。お得な切符や宿泊プランがたくさんリリースされています。
この秋から初冬、それらを利用しての四国への旅はいかがでしょうか。