西日本最高地点にある山小屋宿泊のすすめ < 石鎚神社頂上山荘 / 愛媛県西条市 >
石鎚山(いしづちさん / 愛媛県)
四国の枠を飛び越えて、西日本を代表するお山と言っても過言ではない。標高1,982mは西日本最高峰です。
昨今は、
成就社(じょうじゅしゃ)ルートにロープウェイ
土小屋(つちごや)ルートに石鎚スカイライン
が開通して、それぞれ日帰り登山が可能になりました。
石鎚神社頂上山荘
けれど、せっかくお山(石鎚山)に上がるなら 頂上にある山小屋で一泊して、時間帯によって異なる表情を見せる風景と、神職さんによる 神社式の朝のおつとめを体験してみてはいかがでしょうか。
石鎚山、夕方の表情
頂上山荘で宿泊の際は、夕方17時までに到着する計画を立てましょう。
17時から 山荘隣の頂上社にて、夕方のお勤めがあります。その後 夕食という流れ。
基本的にはカレーライスで お腹一杯食べることができます。酒類の販売もあります。
天候や季節によっては 夕食前後で山荘の外に出て、夕陽や紅葉の見物がお勧めです。
夏の終わりから秋にかけては、条件が良いと空は真っ赤、夕陽に照らされた 雄大な山なみを眺めることができます。
石鎚山、夜の表情
日没後の頂上山荘
お山に雲がかかっていなければ、ふもとの街の夜景を見ることができます。
こちらの方角は北。
光の分布が 主に四区画に分かれていますが、右から
新居浜市
西条市
旧東予市
今治市
が見えています。いずれも愛媛県東予地方を代表する都市。街の灯りの向こう、暗い部分は瀬戸内海です。
頂上社がある上空に 星が現れました。
この日は月齢が満月近かったので、星空としては不遇。
その代わり 月光に照らされた天狗岳を見ることができました。
奥に見えている小さな光は、高知市街。
石鎚山の頂上からは、南側の太平洋と 北側の瀬戸内海が見えていることになります。
この辺り、高知市から東予地方の間が 四国で最も南北幅が狭いエリアとなります。
石鎚山、朝の表情
朝が来た。
ご来光です。
夕陽とは反対側に お山が照らされていきます。
この時は、朝のおつとめと同じタイミングで 陽が昇りました。なんかいいことがありそう。
時間の経過とともに すっかり太陽が昇り、雲海が姿を現しました。
石鎚山・頂上山荘 共に、雲の上です。すなわち 今お山を見ることができているのは 自分たちと、居たとしてそれぞれの山の峰の頂上に立っている登山者のみ。街の上空は厚い雲に覆われていて、石鎚山は見えません。
ここでいつまでもゆっくりしていたけれど...
山の天候や状況は変わり易い。
早寝早起きで 午前のうちに下山を完了することもまた 登山の鉄則です。
石鎚山頂上山荘(山小屋)は、例年 5月初旬から11月初旬までの開館。
下界ではできない体験がしたい
素敵な景色を眺めてみたい
神社のおつとめを体験してみたい
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このような目的がある場合、頂上山荘での宿泊をお勧めします。
石鎚神社頂上山荘
※ 各登山口から徒歩のみ