全長196kmの清流が生まれる場所 < 四万十川源流点 / 高知県津野町 >
全長196kmの四万十川(渡川)。
その大河が始まる源流地点へ、自家用車で行くことができます。
源流地点駐車場
高知県道378号仁淀東津野線から分岐して、舗装林道を走ること数分。この場所へ到着です。
以前は 林道・県道共に未舗装でしたが、近年舗装されて走行し易くなりました。その分 入山者も増えていることでしょう。
車はここまでで、源流へ行くには 山道を20~30分歩かないといけません。歩く事に適した靴・服装で入山しましょう。
自動車は5~10台駐車することができます(3~4年前)。
整備されてきているので、今はもっと台数を停めることができるようになっているかもしれません。
源流の森登山
源流点へのアクセス路は、遊歩道と言うよりは登山道。丸太階段があるとかではなく、森林の中を 岩・根っこを越えて進んでいきます。
所々に立札・看板があって、それを頼りに進んで行けば 明るい時は道に迷わないと思います。霧が出た時は 自重も含め、細心の注意を払う必要があります。
不入(いらず)の山ビコ水
途中で 岩の割れ目から、水が流れ出ている場所がありました。
何をもって源流点とするか、知らなければ気にもしていませんが、雰囲気的にはこのような感じをイメージされるのではないでしょうか。
もちろんこちらも 列記とした「源流の一部」です。
渡川(四万十川)源流点
源流点駐車場から 山を分け入ること20分少し。源流点に到着です。
渡川(四万十川)源流点を示す 木製の四角柱
ここでもやはり 「渡川」「四万十川」が併記されています。
この地点は 岩の分け目から静かに湧き出る...
という様子ではありません。もう少し上の方から流れ落ちてきている感じです。
せっかくなら地表に湧き出るところまで...!
という想いも無くは無いですが、湧出地点自体は 水量や自然条件によって若干変化するもの。個人的には ここまで来れただけで十分です。
源流の森で森林浴
この辺りは 国内トップクラスの多雨地帯で、その豊富な水を 四万十源流の森が蓄えています。見渡せば杉に代表される針葉樹の植林が少なく、ブナなどの広葉樹の原生林が広がっています。
晴れた日には 木々の間から射し込む適度な光と、空を見上げることができる。森林浴としてもお勧めの場所です。
四万十川源流で湧水汲み
四万十の原水を汲んでいくことにしました。空の大きいペットボトルを リュックに入れて持参しました。
水がたくさん入って、取っ手がついているのに持ち運びが便利な4リットルペットボトル。自家用車アウトドアの便利アイテムの一つです。
行きはカラなので良いですが、帰りは4kg+容器の重さ。持ち帰っての楽しみを あれこれ想像しながら、気を付けて下山しましょう。
全長196km、大河の始まり
不入山(いらずやま / 1,336m)の中腹、1,011m付近に端を発する四万十川196kmの物語。
この場所に湧き出た水は、3・4日かけて太平洋に注ぐそうです。
四万十川源流点
< 自家用車 >
高松駅から 約3時間、195km
高知龍馬空港から 約2時間、86km
※ 主な地点からの最速・最短距離
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