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「鬼滅の刃」「おちょやん」...空前の"大正時代ブーム"!?(萬翠荘|愛媛県松山市)

昨今、爆発的な人気を誇っている「鬼滅の刃」。
そして、今月から始まったNHK朝ドラ「おちょやん」。
これらが共に【大正時代】が舞台となっているのはご存じでしたか?

大正時代と言えば、今からちょうど100年前のこと。
1912~1926年のことを指します。
たった15年間という、日本史で一番短い時代区分なんですね。

そんな15年の間に、働く職業婦人が生まれたり、洋装にショートヘアという西洋文化の影響を受けた装いへと変化を遂げていきました。そんな彼女たちはモガ(モダンガール)と呼ばれたそう。
個人の解放や新しい時代への理想に満ちた風潮溢れるロマン主義の影響を受けた大正時代は、まさに女性の変革期だったんですね。

そんな大正時代に建てられたのが、愛媛県・松山市にある「萬翠荘(ばんすいそう)」。

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旧松山藩主の子孫である久松定謨伯爵が、1922年に建築した別荘です。陸軍駐在武官としてフランス生活が長かった伯爵の好みに添った仏・ルネッサンス風の洋館で、設計は後に愛媛県庁本館などを手がけた建築家の木子七郎氏が手掛けています。

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※参考 愛媛県庁本館

萬翠荘の中に入ると、天井が高く、シンプルな内装にも大小細かな工夫が感じられます。

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そして、何よりステンドガラスが美しい!

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とっっても素敵なロココ調のお館でした。

萬翠荘完成直後の1922年11月22日~24日まで、皇太子摂政宮(昭和天皇)が滞在されたそう。その後も、皇族の滞在場所として度々使用されているとか。なるほど、納得の高級感です。

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その後、戦禍を免れ、建築当時の様子をそのまま残す貴重な建築物として1985年に愛媛県指定有形文化財へ登録。2011年には本館と管理人舎の2棟が、国の重要文化財に指定されています。

しかも、なんと!
あの夏目漱石が松山中学の英語教師として赴任した折に下宿をしていた「愛松亭」も、現在カフェとして敷地内にあるんです!(残念ながら、私が行った時は休業日でした。涙)

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2020/11/28(土)~2021/01/02(土)までは「夜の萬翠荘&イルミネーション」と称して、萬翠荘の開館時間が延長されて、イルミネーションが点灯するそう!
より神秘的に美しい萬翠荘が楽しめます。

萬翠荘の場所は、松山市の中心地。
松山城や県庁からも歩いて行ける距離に位置しており、観光にもなかなかの好立地です!

コトバスエクスプレスの降車場所となる「JR松山駅東(ホテルニューカジワラ横)」から徒歩2分の「伊予鉄道 JR松山駅前駅」から≪JR松山駅前線 道後温泉行≫に乗車して「伊予鉄道 県庁前駅」で降車(乗車時間約16分)。その後、徒歩約6分(500m程度)歩けば、萬翠荘に到着します。

「坂の上の雲ミュージアム」を右手に通り過ぎながら、坂道を上った先にありますよ!
ぜひ一度、足を運んでみてくださいね☆

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※観覧料や休館日情報は公式サイトをご確認ください。

●国の重要文化財 萬翠荘(ばんすいそう BANSUISOU)  http://www.bansuisou.org/

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コトバススタッフ
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