瀬戸内国際芸術祭2022 伊吹島・粟島
瀬戸内国際芸術祭2022「秋会期」だけで開催される西の島へ行ってきました!
まずは伊吹島へ上陸。
とても温かな歓迎を受けて、わくわくが募ります!
島に上陸するまでの船の中で、ガイドさんから「伊吹島は安山岩や花崗岩等から成る台状の島のため、水が地中に染み込まず。水不足で悩まされてきた土地なんです。」という説明があったのですが、それを物語るように島のあちこちに貯水設備の跡を感じることができます。
現在でも、小学校の横に大きな貯水タンクが設置されていました。
その他にも、伊吹島のアート作品と言えばコレ!というほどにメジャーな「伊吹の樹」。
元々、伊吹島には出産前後を女性だけで集団生活を行い、家事から解放されながら養生する風習があり、その集団生活を行う場所のことを出部屋(でべや)と呼んでいました。
幾人もの生命が誕生したこの地。
その跡地に作られたのが、この作品なのです。
作品に息づくこんな命も発見。笑
この日はちょうどお天気も良く、澄みわたる青空が心地よくて。
キラキラとしたパワーをいただきました。
そんなパワーの充電を元に、伊吹島島内のアップダウンの激しい階段や坂道をひたすら一生懸命に歩きます。笑
伊吹島での作品は、伊吹島で生きてきた住人の歴史を感じる作品がとても多くて、自分の世界の延長上にある少し懐かしい過去と触れ合うような。祖父母を思い起こすような懐古の情を感じる旅となりました。
(旧郵便局の屋根瓦に〒マークが...!分かりますかね?笑)
その他、伊吹島を語るに外せないのが「いりこ」。
普通のいりこがオススメなのはもちろんの事、「伊吹商店」で購入できるふりやけや、港近くのショップで購入できる「いりこアイス」が絶品なのです!
いりこアイス、全国的にコンビニで売ってくれないかなぁ。。。
こんなにおいしくカルシウムが摂れるなら、毎日食べたいよーっ。笑
伊吹島をたっぷり堪能した後、大漁旗を振って走る派手なお見送りを受けながら、名残惜しい伊吹島を後にして、次は粟島へ向かいます。
粟島では、まず漂流郵便局へ。
「ミステリーという勿れ」という月9でのロケ地になっていましたね!
たくさんの想いが、集まる郵便局。個人的にもとても大好きな場所です。
粟島の作品は全体的にゆったりとしていて。
まるで今この時、時間が止まってしまったかのような、不思議な作品がとても多かったです。
不思議な時間感覚に加えて、もう一つ、粟島で印象的だったのが、海に漂うごみをアートに変換していたこれらの作品。
アートとなった「海洋ごみ」を見て思うことは、私が生活で使っているものばかりであること。それもそのはず。「海洋ごみ」の8割は元々は私たちの暮らす街から出たごみなんだそうです。
聞いたことがあっても、頭ではわかっていても。
分かったつもり、だったんだなぁ...と思い知らされました。
「瀬戸内海」という、当たり前に海と共に育っている私たち香川県民だからこそ、もっと知って、気づいて、意識しながら生きることが大切なんだな。と教えられた粟島の旅でした。
▼瀬戸内国際芸術祭2022オフィシャルツアー
https://setouchi-artfest.kotobus.com/
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コトバスエクスプレスの降車場所となる「JR高松駅」から徒歩3分の「バスターミナル」がオフィシャルツアーの集合場所です(一部例外の集合場所あり)。
※詳しい情報は外部サイトをご確認ください。
【瀬戸内国際芸術祭2022】
サイト https://setouchi-artfest.jp/
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